薬剤師コラム
育児奮闘記⑤
薬剤師Wの育児奮闘記、第5回目は赤ちゃんの皮膚炎についてです。
息子も生後間もない頃から皮膚トラブルに悩まされました。
そこで赤ちゃんによく見られる皮膚症状について紹介します。
脂漏性湿疹
生後1〜3ヶ月の赤ちゃんによく見られます。
皮脂の分泌が多くなり、頭や顔などに黄色いかさぶた状の湿疹が現れます。
入浴前にオイルでふやかした後、石鹸で優しく洗いましょう。
乳児湿疹
肌の乾燥や離乳食、ミルク、よだれなどで肌が荒れた状態。
何より保湿が大切です。赤く炎症していたら受診しましょう。
息子は市販の保湿剤では改善しませんでした。
処方された保湿剤とステロイドを使ったところ1週間ほどでプリプリもちもちのお肌が復活しましたよ!
おむつかぶれ
汚れたおむつが肌に触れていることで皮膚炎を起こします。まず清潔第一!
炎症が強い時はお薬を使います。
なかなか治らない時はカビが原因のことも。
ちなみにイヤイヤ期の息子はうんちオムツを替えさせてくれません。替える頃にはカピカピうんちがお尻にくっついています。
あせも
赤ちゃんは汗っかきですよね。
こまめに汗を拭き取りとって清潔に。
息子は長時間車に乗ると必ずあせもができてしまい、お腹と背中を痒がります。
時には蕁麻疹のように肌がボコボコに荒れてしまうことも。
いつもステロイドのお世話になっています。
アトピー性皮膚炎
赤ちゃんの肌バリアは脆弱です。
色んなアレルギー要因が絡み合い慢性的に皮膚炎が起こります。
保湿でバリア機能を高めて炎症はステロイドで管理します。
皮膚炎の解決策は
清潔と保湿、そして炎症にはお薬!
日頃からケアをすることが何より大切です。毎日の保湿で子どものもち肌を維持していきましょうね♪