薬剤師コラム
「減塩」とともに「減糖」も心がけて
2017年の調査において日本の高血圧の総患者数はおよそ994万人。
ただしこれはあくまでも継続的に治療を行なっている患者の数であるため、実際にはもっと多くの予備群の方々がいると言われています。
血圧と言えば塩分の摂りすぎ、と結びつけやすいかと思いますが、同じような食事内容でご家族やご夫婦が一様に高血圧にならないように、塩分に対しての抵抗力は人それぞれであり、塩を摂ることで必ずしも全員が高血圧になるとは限りません。
実はこの10年で日本人の平均血圧と平均摂取塩分量は少しずつ減少してきている統計結果も出ており、必ずしも塩分だけが悪さをしているわけではないのです。
最近では砂糖(糖質)が、体の外に出そうとしている塩分を体の中に戻してしまう(ナトリウム再吸収)作用があり、日本料理に多い甘辛い・甘じょっぱい味も血圧変動の一因になっていると考えられています。
普段からちょっと血圧が高めかなと感じている方は、「減塩」とともに「減糖」も心がけていくことで血圧をコントロールしていくことが出来るかもしれません。
あかね薬局・ハート薬局では減糖のお手伝いとなりうる商品も取り揃えておりますのでお気軽にお声掛けください。
その他にも飲酒や喫煙・嗜好品などの生活習慣も血圧変動に繋がります。少しずつ、日々の生活も変えていけるよう心がけていきましょう。