薬剤師コラム
11月14日は世界糖尿病Dayです
11月14日は世界糖尿病Dayです。
糖尿病は症状がないため自覚もしにくく、気づいたら悪い状態になっていた…
ということも少なくない病気です。
健康診断は毎年受けるようにしましょう。
長年放っておくと狭心症や心筋梗塞になったり、網膜症のため失明したり、腎臓が悪くなり透析になることも。
飽食の現代では20代から発症することも珍しくないです。
食事は毎日摂るものとして一番の原因でもあり、改善していくきっかけでもあります。
今回は、毎日の食事でも血糖上昇を少しでも改善できたらと食べる順番についての提案をしてみたいと思います。
血糖上昇=糖質の摂取が関わっているため、
糖質の多い炭水化物 お菓子とかジュース、
めん類(うどん、そうめん) 甘い菓子パンなどは
急激に血糖を上昇しやすいものとなります。
空腹の時にお腹に入れてしまうとどんどん吸収されて、血糖が上昇してしまいます。
また、同じ炭水化物でも血糖の上がりにくい食品がありますのでそちらから順番に食べていくことで急激な血糖上昇が抑えられます。
緩やかに血糖を上昇させる食品 食物繊維を多く含む食品
雑穀米や十割蕎麦、どうもろこし、芋類 かぼちゃ、栗
大豆以外の豆類など
そのほかに食物繊維を多く含む食品には きのこ類や海藻、野菜などタンパク質や脂質が多い食品には 肉や魚、大豆、卵、大豆製品、乳製品などがあります。
食べる順番とすると
- 食物繊維が多い野菜、きのこ、海藻などを先に食べる
- タンパク質が多い肉や魚、卵、大豆・大豆製品などを次に食べる
- 炭水化物が多いごはんやパン、めん類、甘いものなどは後から
といった具合に順番を意識して食べてみるだけで血糖の上昇は緩やかになり、コントロールも比較的楽になるかと思われます。
栄養のバランスを考えて偏食をなくすのも重要です!