管理栄養士コラム
食事で花粉症予防
先月までたくさんあった雪も溶けて、暖かい日が増えてきて気持ちがいい反面、春になると花粉の季節がやってきます。
春になると花粉症で苦しむ方は少なくないのではないでしょうか?
花粉症はなぜ起こる?
花粉症は、体が体内に入った花粉を異物とみなす反応(免疫反応)によって起こります。
この反応が過剰に起こり、くしゃみや鼻水、目の痒み等の症状が現れます。
食事で花粉症対策
腸内環境を整えて免疫システムのバランスを維持、回復
前回も紹介しましたが、免疫細胞の多くは腸に存在するため、免疫力アップには腸内環境の改善は必須です!
腸内環境のカギとなる善玉菌を増やす食品、善玉菌の餌となる食品を紹介します。
善玉菌を増やす食品:乳製品、発酵食品
(納豆、キムチ、ヨーグルト、チーズ、漬け物、みそ)
善玉菌の餌となる食品:オリゴ糖、食物繊維
◯オリゴ糖
タマネギ、ごぼう、アスパラガスらキャベツ、とうもろこし、バナナ、大豆、はちみつ等
◯食物繊維
野菜類、穀類、キノコ類、海藻類、こんにゃく、山菜等
良好な腸内環境を維持するためには、2週間以上の継続摂取が望ましいと言われています。
花粉が舞う前に今から摂取を心がけてみてください。
青魚を食べてアレルギー症状の緩和、抑制
魚の脂に含まれるDHAやEPAには炎症を抑える働き、アレルギー症状を抑える働きがあります。
特に青魚にはこれらが多く含まれているため、積極的に摂取しましょう。
〇DHA、EPAの多く含まれる魚
イワシ、サンマ、サバ、ブリ、マグロ等
留萌の名物でもある“ニシン”も青魚の仲間です。
旬の時期に食べることで、味がよく栄養価も高くなります。
今が旬の春にシンを食べて花粉症対策をしてみてください。
また、魚のDHAやEPAは皮目に多く含まれています。
焼き魚や煮魚で食べる場合には皮ごと食べてみてください!
加熱調理せず、刺身で食べるのもおすすめです。
ぬか漬けやニシン漬けなど皮のまま調理されたものを活用するのもお手軽でいいかもしれません。
花粉症が重症化しない食事を心がけ、花粉症の季節を乗り越えましょう!