管理栄養士コラム
~果物に多く含まれる『果糖』のはなし~
栄養士の T です(^-^)/
留萌地方はおいしい果物がよくとれますよね!私は、気温が高くなると冷たい果物が食べたくなります!ついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか?
果物はビタミンや食物繊維が豊富で、水分補給にもなり、体にはいいのですが、実は気を付けなければならないことがあります。それは、果物に含まれる糖分『果糖』です。
果物に多く含まれていることから『果糖』と名付けられたこの糖は、甘みが強く、冷やすほど甘みが増すという特徴を持ちます。血糖値を上げるぶどう糖とは違い、『果糖』はほとんど血糖値を上げません。こういった特徴から糖尿病にはいいのでは?と思われるかもしれませんが、肝臓で中性脂肪に合成されやすいため、内臓脂肪を増加させる原因になります。また、満腹感を得にくいという特徴をもつため、ついつい食べ過ぎてしまうのです。
そうは言っても夏はどうしても果物が食べたいですよね!そういう方は、果物は1日200gまで(例:りんご1個分)と決めて食べ過ぎないこと、食べたら運動して『果糖』をエネルギーに変えることを心がけてみてくださいね♪
~~~『果糖』まとめ~~~
○ 血糖値をあげにくい
○ 低温で甘みが増す
✕ 肝臓で脂肪を合成しやすい
→ 摂取したらなるべく運動してエネルギーとして消費しましょう
✕ 満腹感を得にくい
→ 食べる前に食べる量を決めましょう