薬剤師コラム

世界糖尿病DAY

2020年11月14日は世界糖尿病dayです。

 

「へもぐろびんえーわんしー」ってご存知ですか?

皆さんHbA1cという検査項目はご存知でしょうか?

血液検査の項目で見た事ある方もいるかも知れません。
しかし、どの位での値であればいいのか?どの様な値なのか?ご存知でしょうか?

HbA1c」とは、血液の中の赤血球のヘモグロビンという色素のうちどれくらいの割合がと結合しているかを示す検査値です。
普段血糖値が高い人はHbA1c値が高くなり、普段の血糖値が低い人はHbA1c値も低くなります。
過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映して上下するため、血糖コントロール状態の目安となるため血液検査を行います。

ポイントは「過去1〜2ヶ月前」の血糖値を反映するというところです。
中には、病院受診の2、3日前から食生活を節制して血液検査を行う方もいるかも知れません。
しかし、血糖値は少し下がるかも知れませんが、HbA1cは変わることはありません。
HbA1cを下げるには、受診したその日から次の受診に向けて、食生活を注意することで改善することがある検査値であるということを念頭に入れてください。

では、HbA1cはどの位でコントロールすればいいかという話になると思います。
一般的には6.5%以上で「糖尿病型」と診断されてしまいます。
あとは、血糖値や口渇、多飲、多尿、体重減少など糖尿病の典型的な症状、合併症の有無を考慮し「糖尿病」と診断されます。

 

糖尿病と診断されてからは、合併症予防のための目標は7.0未満とされています。
しかし、その方の低血糖リスクや、サポート体制、年齢、罹病期間、臓器障害など個別に判断し、主治医が血糖コントロール目標を設定します。

HbA1cばかりに着目してきましたが、日頃の血糖値の管理が最も重要になります。
食後の血糖値が高い状態が続くと、動脈硬化が進み、心筋梗塞脳梗塞などの大きな病気の原因ともなり得るからです。
最も重要な事は、HbA1cが高い状態が続くと腎臓の機能が徐々に低下していく事で、腎不全の状態になり、糖尿病からの人工透析を行わなければいけない状態になるという事です。

糖尿病は痛くも痒くもない期間が長いため、早い段階から本人が病気と向き合い、真剣に治療に取り組むかで10年後の自分の姿が全く異なるという事を理解することが重要です。
糖尿病と診断される前の早い段階、主治医より「血糖値注意してください」などと、言われた段階から食事療法を開始する事で、症状の進行を少しでも抑えることが出来るかも知れません。
でも、「食事療法」と言われても何から始めていいか、分からない方が大多数だと思います。

 

弊社では、あかね薬局、ハート薬局共に、管理栄養士が常駐しているため、食事療法に対しての助言を行うことが可能です。
些細なご質問でも構いません、ご家族の相談でも構いませんので、お声かけください。
また、お薬の疑問に関しては薬剤師が丁寧に説明させて頂きますので、ご遠慮なくお声かけください。

 

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