管理栄養士コラム
地域活動栄養士協議会春期研修会「動かしやすいカラダづくり~栄養士ができる運動指導~」
栄養士の T です。
6月15日に地域活動栄養士協議会春期研修会に行ってまいりました。
テーマは、「動かしやすいカラダづくり~栄養士ができる運動指導~」
講師は、NPO法人 北広島体育協会 健康運動指導士の柳沼 浩さんです。
研修内容は、
- 「貯筋」をすることのメリットについて
筋力が低下している高齢者が2週間の入院で寝たきりの生活をすると歩いて帰れなくなる場合がある。2日間寝たきりでいると太ももの筋肉で1年分、2週間で7年分の筋力が落ちるといわれており、普段から筋力をつけておけば突然の入院などで寝たきりの生活を強いられても歩いて帰れる、回復が早まるといわれている。 - つまずきやすさはどの筋肉を鍛えればよいか
つま先を持ち上げる筋肉「前脛骨筋」を鍛えることで転倒予防につながる
貧乏ゆすりのような運動が効果的! - 運動指導をする際に大切なこと
雰囲気づくりとして音楽を流し、リラックスして参加できるよう促す
アイスブレイク
講話の本題に入る前に簡単にできるレクを用いてリラックスをしてもらう
脳トレと体操を組み合わせて参加者が笑顔になりながら体操ができるように促す
例)指遊び…手首回しで準備体操、指で拍手
リズム運動…グーパー運動
全身運動…全身でじゃんけんゲーム - 簡単な体力測定
椅子立ち上がり30秒テスト
開眼片足たちテスト
10m歩行テスト(何歩で歩けたか) - 座ったままでできるストレッチと筋トレ
- ウォーキングをする際に注意すること
重心はかかとからではなくくるぶしの下あたりにすること
肩甲骨を動かすイメージでウォーキングをする
筋トレをしてからウォーキングをすることでエネルギー利用効率が上昇する
「運動をしましょう」と患者さんにお話する機会はありますが、具体的にどんな運動をするべきか詳しくお伝えすることが出来なかったので、今回の講話はとても勉強になりました。さっそく患者さんに具体的な筋トレ方法をお伝えしたところ、その患者さんから「教えてくれたあの腹筋運動、やってるよ」と言っていただけました、簡単な運動から始めていくことが大切ですね。